ホメオパシーとは

ホメオパシーはドイツで生まれた自然療法です。 約200年前、サミュエル・ハーネマンという医師によって始まりました。

ホメオパシーは、日本語で「同種療法」と呼ばれています。その考えは古代ギリシャ時代までさかのぼります。
「同じようなものが、同じようなものを治す」と言ったのは医学の始祖ヒポクラテスです。「同じようなものが、同じようなものを治す」とは? なんだか不思議ですが、この同種療法というのは、私たち日本人にとって、実は馴染のあるものなのです。
日本には昔から、おばあちゃんから伝えられた知恵袋と呼ばれるものがあります。例えは、喉がひりひりしたときには、 焼いたネギをのどにまいたり、熱がでた時には、卵酒をのんで、布団をかぶって、たっぷりと汗をかいて、熱をさげたりしますよね。 ヒリヒリした喉の痛みに、ねぎ、熱にも発汗を促すような卵酒をとる。「同じ」ものをとり、体調の悪さをのりこえてきています。
ホメオパシーでもこの「おばあちゃんの知恵袋」と同じ考え方で、熱に対し、熱を出す作用のあるものを体内に入れて共鳴させ、もっと熱を出させます。
身体はこんなに熱が出ては大変と気づき、何とか治そうとして自己治癒力を活発に活動させます。その結果喉の痛みが治ったり、熱がさがったりします。 ホメオパシーでは症状を抑圧するのではなく、症状を出し切れるように後押しします。 そうして初めて心身ともに健康になると考えます。

薬のように副作用がないので、赤ちゃんから妊婦さん、お年寄り、そしてペットや植物まで幅広く使用できます。 そして急な怪我やさまざまな体の問題や心の問題にも対応ができます。

日本では「熱が出た」=「病院にいく・薬を飲む」ということが普通とされていますが、 ヨーロッパをはじめとする先進国では「熱が出た」=「家で、薬草のお茶を飲んで、ゆっくりやすむ」のです。 たとえ病院にいったとしても、「暖かいはちみつレモンをとってぐっすり眠ってください」と言われて、家に帰されることも多くあります。

ホメオパシーは世界各地に広まり、英国国会で「最も安全な療法」と認められたほか、インドでは第一医学として用いられています。 スイスでも公的医療保険の適用になることが決定しました。インドや、ドイツ、南アフリカ、メキシコなどのように、 5年制の大学(教育機関)のある国もあります。200年の歴史と多くの症例・ケースをもとに発展してきており、 世界的に評価が確立されているものですホメオパシーを利用している様々な分野の著名人も多く、 21世紀の代替医療の切り札としても注目されています。
ホメオパシーでは症状を抑圧するのではなく、症状を出し切れるように後押しします。そうして初めて心身ともに健康になると考えます。 私達の心や細胞が抱える不自然なパターンを解放し、体の芯から健康を取り戻す自然療法、それがホメオパシーです。

砂糖玉「レメディー」
  ホメオパシーでは、症状を押し出したりする時に、ある作用を持つ植物・鉱物・昆虫などを徹底的に薄めた砂糖玉「レメディー」を使用します。 レメディーは、元の物質がなくなるまで薄める「希釈・振盪(しんとう)」という特別な方法によって作られます。 例えば、 熱の症状に使うレメディー「ベラドーナ」の作り方は、とると高熱を発するベラドーナという花をまずアルコールに浸け、原液(抽出液)を作ります。 その原液を、アルコールと蒸留水からなる液体に1対99の割合で入れ(希釈)、それを振って叩いて(振盪)混ぜ合わせます。 こうして100分の1に薄められたレベルを1C(センチュリー)とし、12C、つまり12回同じことを繰り返すと、 原液の物質は分子レベルで分析しても検出されなくなります。これを砂糖で添加し、直径五_にも満たない玉を作ります。 これがレメディーです。砂糖(てんさい糖)以外の物質は入っていません。

こうして作られたレメディーそのものには、砂糖以外の物質は何もないため、物質作用的な力はないのです。 ただ、パターンのようなものが残っているため、体内の症状に共鳴し、自己治癒力の活動を発動させるきっかけを与えることができるのです。 レメディーがどのような症状を示すかは、実際に人に投与し、その変化を観察して調べます(プルービング)。身体的な症状だけでなく、 感情的な症状も対象になります。たとえば、あるレメディーをとるとイライラし、あるレメディーは悲しくなる。 すると、このレメディーは怒り、あるいは悲しみのレメディーとして分類されます。実践結果の元に成り立つレシピなのです。 このレメディーは、不思議なことに薄めれば薄めるほどエネルギーが高くなります。科学的にそのメカニズムは証明されていませんが、 実践の場において結果が確認されています。

症状は病気ではない
ホメオパシーでは症状を病気と考えません。 すべての症状は、バイタルフォースという気の流れが滞ることによって引き起こされると考えます。 ホメオパシーでは心と体そして心(魂)が密接な関係にあると考えています。 魂はこの世で果たす役割を担う、その人本来の姿(個性)であり、不変のもので、これを真我といい、心は自我といいます。 構造的には、真我の周囲に自我があり、自我の周囲に肉体があります。 バイタルフォースは真我、自我、肉体のすべてに流れています。真我は変わらないから、バイタルフォースも常に一定方向に流れています。
最も変化しやすいのは自我です。自我は様々な要因からどうしても真我、つまり本来の生き方から離れてしまうことがあります。 悲しい、苦しい出来事に遭遇してその都度乗り越えられればいいが、人生には様々な要因から感情を抑圧しなければならないケースも多くあります。 すると自我にこだわりが生まれ、バイタルフォースが滞り、結果、肉体の症状となって現れるのです。これは治癒の方向性と関連があり、 後述しますが、自我と肉体の関係に限っていえば、肉体に現れる症状はすべて自我の歪みが原因であります。 つまり、症状は生き方を本来あるべき姿に戻そうとするバイタルフォースの働きの現われであり、病気ではないのです。 症状の原因であるバイタルフォースが歪んだ状態こそ病気と考えます。そして、レメディーをとることは、 本来のあるべき姿に戻ることにもつながっているのです。


日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)

なち相談室:ホメオパシー勉強会(平日コース)